STEAMクラス、鶴舞STATIONAiで発表会

Dot.laboのアプリとシステムを作るコース、STEAMコースの発表会が鶴舞の『STATIONAi』で行われました。

登壇したのは、担当した加藤先生と作品を作った小学校5年生~高校1年(高専生)10名でした。

STEAMコースの作品の種類は『ゲームエンジンUNITYでのゲーム』、『Scratch』、『ラズベリーパイとWEBカメラ』、『AIがプランしてくれる旅行WEBアプリ』の4種となりました。

最初に番外編で活動してくれていました、外部コンテストに出品するために動いていたチーム、『カードリーダーで在庫管理』するチームが発表してくれました。

発表が行われたStationAI階段広場の様子。

最初に担当した加藤まひろ先生の話、生成AIと教育について話しました。

このSTEAMクラスの作品はAIと自分の案を相談しながらできていて、学習ツールに積極的にAIを導入してできた作品です。

今日出来た作品を見ると、受講生のプログラミングの学習とAiの親和性がとても高いことが分かりました。

自分の考えと基礎力(Pythonの基礎的な勉強)とそれを支えるAIは受講生に素晴らしい成長をもたらすということが分かりました。

作品1:電子決済のカードリーダーで賞味期限の管理をしよう!

このチームは電子基板『ラズベリーパイ』と『カードリーダー』で賞味期限切れを防ぐ在庫管理システムを作成しました。

このように、タグ(リーダーの上の丸い肌色円形のもの)をカードリーダーに置くとタグの内容が書き込まれる仕組みになっています。

この仕組みがうまくいくと商品の情報をラズベリーパイの中に取り組むことができます。

そうすると、商品の管理を行うことができ、賞味期限が切れた場合にアラートを出すことができるようになります。

このチームのメンバーはこのように自宅で仕組みを作成しています。

これはジュラルミンケースの中にラズベリーパイが内蔵されたオリジナルパソコン。

最初見たときは、これは、、??なんだろう、、

と不思議な気持ちになりましたが結果的に会場を一番沸かせていました。

プログラミングはまだ未解決な部分も多く、途中経過として一番初めに発表をしてくれました。

作品2:UNITYでインディーゲームの2次創作を作成しよう

ゲームエンジン『UNITY』でゲーム作成を行ったチーム、このチームは小学校5年生~中学1年生で構成されています。

3人チーム、ゲームエンジンUnity、C#のプログラミングに初チャレンジという内容でした。

段々作品ができていくのを確認するとそれぞれの成長が確認できました。

レッスンでみていた受講生とは伸びる部分がそれぞれ違い、違う面を見られとてもうれしく思えました。

大切なのはプログラミングとは何たるかを知る

初めてのC#のプログラミングでしたが、Pythonで『プログラミングとは何たるか』を受講生が分かってきたためだと感じました。

Pythonを勉強するというより、学習の仕方を知る

受講生はPythonコースでPythonの勉強をしていました。

ただ、彼らは全く違う言語でも自分で作成をできるという成果を残してくれました。

プログラミングの学習を知ることができれば、UNITYでC#の作品作りを始められるという素晴らしい実績となりました。

作品2:Scratchジャンプゲーム

Scratchで作られた『ジャンプゲーム』単純な仕組みだけど絶妙なレベル感にされており、会場の人がクリアをしようと楽しくチャレンジしていました。

発表には、知らなかったと思っていた過去にレッスンで渡した本の内容が『参考になった』という内容も含まれていてとてもびっくりしました。

この受講生は最初のSTEAMコースに所属された関係でこのコースに在籍していましたが、本来はPythonコースからスタートしていただくのが最適ですので彼は今季からPython1年目で受講を開始してくれています。

更なる成長に期待します♪

ラズベリーパイとWEBカメラの防犯装置

このチームはラズベリーパイとWEBカメラで防犯機能装置を作ってくれました。

このチームから作品の専門性が上がりました。

カメラが写真を撮ると、メールでその写真を撮ってくれるというもの。

このような仕組みでできているようです。

考えながら作成中の画面、まさにエンジニアのような様子。

このチームはOSの勉強から始めました。最初はLINUXから勉強を始めました。ラズベリーパイの環境の学習はとても難しそうでしたが楽しそうでもありました。

ラズベリーパイとWEBカメラの仕組みを1から勉強していった受講生は本当に尊敬します!

AIが旅行プランを作成してくれる『TravelPranner』WEBアプリ作成チーム

このアプリはAiが自分の最適な旅行プランを提案してくれるというもの(実際にほしい!)

OpenAIのAPIを使用している。APIとは、(ここではOpenAIの仕組み)自分のプログラム環境でアプリの機能をそのまま使わせてくれるとっても便利な橋渡しをしてくれる役割の機能の事。

実際のスライド

AI(ChatGPT)がサイトの中にいて、行きたい旅行の質問に答えてくれる(コンサルティングしてくれる)というもの。

なんと、AIがプランしたものをPDFでダウンロードし旅先で利用ができるという配慮も。

この機能により、AIが案内してくれた内容をPDFで管理できるようになっています。

AIが旅行のプランしてくれるという画期的な仕組みにもう製品化できるのでは?というようにおもいました。

以上で、STEAMコースの発表会のレポートでした。

どのチームもとても完成度が高くとても面白い作品でした。

まとめ

STEAMコースはPythonコースの4年目にあたり、高校生も在籍しています。

Dot.laboはこのコースで開発(勉強)を続け続けてくれることを理想としています。

私たちはこのコースから実際に社会の現場に進んでいってくれることを目標としていて、Dot.laboの開発室にも開発業務として受講生が参加してくれる事を最大の目標としています。

このコースを始めた3年前はアプリ作成という難しすぎる内容と、体制の未熟さにより私たちも受講生も満足のいくものではなかった期間がありましたが続ける事で経験値も得られ、3年目に素晴らしい作品ができるようになりました。

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